マイコン・ロボット科

「こんなものがあったら便利だな!」、「こんな動きをしたら使い易いな!」という技術者の発想から生み出されてきた家電製品や携帯電話、そしてSuicaやiPhoneなど身の回りのありとあらゆる製品の中には小さなマイコン(マイクロコンピュータ)が内蔵されています。マイコン・ロボット科では、色々なロボットを使いながら実践的な教育の中で、情報処理技術者としてのプログラム技術をを身につけることができます。
めざすキャリア
カスタマエンジンニア/
リペアエンジニア
お客様から製品やシステムに対するレスキュー要請があると、お客様のところへ出かけていき、製品やシステムのトラブルを解決します。お客様の喜ぶ笑顔がやりがいにつながります。
フィールドエンジニア/
メンテナンスエンジニア
製品やシステムのメンテナンスをする仕事です。パソコンで製品の中のCPUと通信をして診断をしたり、必要なプログラムをインストールして修理します。
モノづくりエンジニア
日本を支えてきたモノづくりの原点である製造業に関わるエンジニアです。日本のモノづくりは世界に通用するモノづくり。宇宙でも通用するモノづくりであることは、”はやぶさ”が証明してくれました。
組込みエンジニア
家電製品や自動車、携帯電話やネットワーク機器など身の回りのあらゆるところにある製品にはソフトウェアが入っています。この製品に組み込むソフトウェアを開発するエンジニアです。
スマートシステムエンジニア
ハードにも詳しく、ソフトにも詳しいシステムエンジニアはスマートネットワーク社会を担うスマートシステムエンジニアとして期待されています。
システム運用エンジニア
製品としてクライアントに納めたシステムの運用をつかさどります。トラブルが発生したときには原因を究明し、問題を解決しクライアントの求める性能をシステムに発揮させます。
マイコン・ロボット科のまなび
1年次は、パソコンの基礎、ソフトウェアの基礎、組込みシステムの基礎、マイコンプログラミング全般の知識と技術を学びます。

2年次は、組込み技術の応用力を身につけるためロボットコンテストに出場することを目指し、グループ作業を通じてソフトウェアの開発技術の習得とコミュニケーション能力も磨くことができます。

めざす資格と成果(ロボコン)
情報活用能力検定
マイコン・ロボット科の新入生がまずは目指す資格です。この資格を取得することで自信をつけてさらに大きな資格を目指します。
C言語プログラミング能力認定試験
マイコン・ロボット科の新入生が次に目指す資格です。この資格を取得することで、プログラミングの基礎力の証明になります。
ITパスポート試験
マイコン・ロボット科が1年次の仕上げとして目指す資格です。この資格を取得することで、ICT基礎力の証明になります。
ロボットコンテスト
マイコン・ロボット科は各種ロボットコンテストで実績をあげています。ロボコンへの取り組みは、結果だけでなくその取り組みを通して人間的に大きな成長をするところが大きな注目を集めています。
全国専門学校ロボット競技会
マイコン・ロボット科1年生のデビュー戦として位置付けているロボットコンテストです。2010年度は2部門優勝と団体優勝(全国制覇)をしました。
KHRアニバーサリ
学生や社会人中心の二足歩行ロボットの祭典です。マイコン・ロボット科2年生は2010年度は2部門で優勝しました。
ETロボコン
組込み系企業を中心に行われているJASA主催のコンテストです。2010年度は南関東大会最速王座決定戦で準優勝しました。業界からの注目度が高いコンテストです。
MDD飛行船ロボコン(ESS飛行船ロボコン)
大学・大学院を中心に行われている飛行船制御ソフトの性能を競うコンテストです。2010年度はモデリング奨励賞を受賞しました。
カリキュラム
| 1年次 | 科目 | 科目内容 |
| ICT基礎 | ハードウェア基礎、ソフトウェア基礎 | |
| ネットワーク技術 | インターネットの仕組み、ネットワーク構成機器、データ伝送の仕組み | |
| データベース技術 | データベースの設計・構築、データベース操作言語の学習 | |
| システム開発実践プロジェクト | ロボットコンテストで入賞できるロボットの製作をテーマにしたシステム開発 | |
| アルゴリズム | さまざまなアルゴリズムと表現技法の学習 | |
| ICTシステムとセキュリティ | さまざまなシステムと企業活動、マネジメント、セキュリティの導入事例に基づいた学習 | |
| アナログ回路 | 電子部品とブレッドボードでアナログ回路の基礎 | |
| ディジタル回路 | 電子部品とブレッドボードを使用したディジタル回路の基礎学習 | |
| ロボット制御I | LEGOロボット製作と制御、マイコンとセンサー制御 | |
| ロボット制御II | ロボットコンテスト用のロボット製作とオープンソース組込みシステム開発 | |
| 電子工作I | 電子回路製作実習(電子部品の理解と工作技術) | |
| 電子工作II | 電子回路製作とマイコンプログラム実習(プログラムでのマイコンと電子回路の制御) | |
| C言語プログラミング基礎 | C言語プログラミングの基礎とパソコン上でのプログラミング技法 | |
| C言語プログラミング応用 | C言語プログラミングの応用とマイコンプログラミング | |
| 文書作成技法 | ビジネスソフトによる文書作成技法 | |
| データ分析技法 | ビジネスソフトによるデータ分析・加工技術 | |
| 情報関連基礎知識A | 実社会に必要な一般教養の学習 | |
| 情報関連基礎知識B | SPI対策(言語問題・非言語問題の解き方)、時事問題、適性検査、社会常識など | |
| 情報コミュニケーション | ビジネス書類の種類と書き方、グループディスカッション | |
| 基礎ゼミI | 学校生活指導、就職活動ガイダンス、業界研究、自己PR、ドキュメント作成 |
| 2年次 | 科目 | 科目内容 |
| オブジェクト指向プログラミング | C++でオブジェクト指向プログラミング、オブジェクト指向システムの設計と連動 | |
| Linuxネットワーク構築 | Linuxの基礎知識とネットワーク構築演習 | |
| ロボット製作I | コンテスト用ロボットプロトタイプ製作と実験・検証 | |
| ロボット製作II | コンテスト用ロボット本製作とコース練習・改良・調整・仕上げ | |
| オブジェクト指向システム設計 | UMLを使ったオブジェクト指向システム設計・モデリング | |
| 組込みシステム開発 | ロボットコンテストを通した組込みシステム開発の実践的開発プロジェクト学習 | |
| プレゼンテーション | プレゼンテーションテーマの設定と資料の作成 | |
| プレゼンテーション実習 | プレゼンテーション技法とプレゼンテーション実践 | |
| 組込みシステムI | コンテスト用ロボット制御システムのモジュール別開発と検証 | |
| 組込みシステムII | ロボット制御システムの総合開発とシステムテストおよびコース練習・改良・調整・仕上げ | |
| センサーネットワークプログラミング | センサーとネットワークを利用したプログラミング | |
| センサーデバイスインターフェース制御 | センサーデバイスやセンサーデバイスを制御するPCとのインターフェースを制作する | |
| ワークショップ | 卒業制作に向けたテーマの設定と研究及び作品制作 | |
| 卒業制作 | 2年間の集大成としての卒業制作発表会へ向けた作品仕上げ、ドキュメントの作成、プレゼンテーションの実施 | |
| 基礎ゼミII | 学校生活指導、進路に応じた個別指導、学修成果プレゼン資料作成 |
学生の声

マイコン・ロボット科 2年
神奈川県立伊勢原高等学校 出身
加藤 健さん
このマイコン・ロボット科に入学したときの夢が、ロボットコンテストに参加する事でした。私にとってこの大会は初めての参加でしたが、正直、優勝するとは思ってもいませんでした!今回の大会は参加するということだけでなく、入学してから学んできた知識や技術が実際にどのくらいのレベルなのかを知る意味でも本当に良かったと思いました。
また、この大会を通じて一番感じたことは、競技を攻略するためのアイデアをチームメイト全員で出し合いながらプログラムを作成し、あらゆる問題点をクリアし創り上げることの大切さも知りました。まさしく今回の大会はチームメイト全員で攻略した結果だと思っています!今の目標は、次の大会へ参加して優勝することと、就職活動を精力的に行っていきたいと考えています。

システム工学科(現マイコン・ロボット科)
平成23年3月卒業
秀英高等学校 出身
安田 剛さん
日立情報通信エンジニアリング(株) 入社
私は文章を書くことが苦手で、履歴書の自己PRや趣味などをどう書いたらいいかすごく悩みましたが、友達や先生にアドバイスをもらいながら、なんとか作成することができました。
面接練習については、ロボコンの大会が目前にあったため、満足にすることができませんでした。そこで先生からの勧めで、終わったばかりの大会で使用した二足歩行ロボットを面接時に持参することにしました。
面接本番、ロボットを使って色々な話をすることができ、面接官から「話しているときに目が輝いてるね〜。本当に好きなんだね。」と言われ、私がモノづくりが好きだということをすごく理解していただくことができました。


